OLTA、地銀2行にクラウドファクタリングをOEM提供、共同事業を開始 ~中小企業金融のDXおよびクラウドファクタリングの社会実装を加速~
国内初のオンライン完結型ファクタリングサービス「クラウドファクタリング」を提供するOLTA株式会社(代表取締役社長兼CEO:澤岻 優紀、以下、OLTA)は、株式会社群馬銀行(代表取締役頭取:深井 彰彦、以下、群馬銀行)、株式会社十六銀行(取締役頭取:村瀬 幸雄、以下、十六銀行)(50音順)の2行とそれぞれ共同で「クラウドファクタリング事業」を立ち上げ、2020年7月末より順次サービス提供を開始いたします。
これらの共同事業を通して、地域に根ざした各地域金融機関の皆様と共に「クラウドファクタリング」の社会実装、ならびに中小企業金融のデジタルトランスフォーメーションを推進してまいります。
なお、地域金融機関がフィンテック企業と提携し、共同事業としてオンライン完結型ファクタリングサービスを提供するのは、国内初の事例です。
■クラウドファクタリングについて
クラウドファクタリングとは、企業が商取引で発生した「入金待ちの請求書」を売却して、早期に運転資金をオンライン完結で調達する「借りない資金調達」です。
OLTAは2017年に日本初のオンライン完結型ファクタリングであるクラウドファクタリングの提供を開始したパイオニア企業です。
AIを活用した審査によって「はやい・かんたん・リーズナブル」を特長とする同サービスは、多くの中小事業者(法人・個人事業主)様にご利用いただいてきました。
■共同事業の背景と意義
クラウドファクタリングは、昨今のコロナ禍において、感染リスクが小さい「オンラインの資金調達」であること、融資(借入)ではないことの心理的ハードルの低さなどから注目を集めているものの、中小事業者にとっては新しいサービスであるためにクラウドファクタリングという資金調達手法を認知している会社が少ないことが課題でした。
地域金融機関にはそれぞれの地域におけるお客様からの高い認知度や信頼があります。これはお客様との長年にわたるリレーションシップをベースに、融資等の金融サービス提供によって中小企業をはじめとするお客様を支援してきた賜物です。
一方、新型コロナウイルス感染症という新たな社会課題を前に、地域の中小事業者に対して、短期・少額の運転資金をいかに素早く、かつ感染リスクを抑制しながら提供する、ウィズコロナ時代における新しい資金調達手段の確立が地域金融機関の共通課題として認識されるようになりました。
今回の共同事業は、オンライン完結型ファクタリングサービスのパイオニアであるOLTAと、長い時間をかけて地域のお客様を支え、信頼を積み重ねてきた地域金融機関が、それぞれの強みを活かし合うことで初めて可能になる画期的な取り組みです。
両者が協働することにより地域金融機関が提供する一連のサービス群に「クラウドファクタリング」が加わることとなり、「中小企業金融のDX(デジタルトランスフォーメーション)」並びに「クラウドファクタリングの社会実装」が大きく前進します。
OLTAでは、今後も多くの地域金融機関と連携し、「クラウドファクタリングの社会実装」を通じて地域経済の発展・活性化に貢献してまいります。
■共同事業の概要
OLTAと金融機関とのクラウドファクタリングの共同事業は、互いの強みを活かした共創型の事業モデルです。
OLTAがWebサービスの企画・開発・導入および運用におけるコンサルティングをパートナー金融機関にOEM提供いたします。パートナー金融機関は、自社ブランドの金融商品のサービスラインナップに加え、法人・個人事業主のお客様にご案内します。
クラウドファクタリングを導入したパートナー金融機関のお客様にとっては、普段から利用されている金融機関のサービスとしてクラウドファクタリングを利用することができ、よりお気軽に短期・少額の運転資金が調達可能となります。
■OLTA株式会社 代表取締役社長兼CEO 澤岻 優紀 のコメント
2020年ほど、中小企業やフリーランスの資金繰りに大きく注目が集まった年は過去にあったでしょうか。
コロナ禍で弊社には日々運転資金に悩むお客様からのご相談が相次いでおり、微力ながら経営のお役に立てればとクラウドファクタリングを通じた資金供給に努めています。
偽装ファクタリングなども登場してしまっている中、弊社をご利用いただいたお客様からは「試しに使ってみたら非常によかった」「知り合いの社長仲間にも教えておくよ」といった大変ありがたいお言葉を頂戴しています。
クラウドファクタリングが中小事業者様の運転資金調達の「当たり前」になる日を目指し、パートナー企業様とともにサービスの周知を続けていく所存です。
その意味でも、地域金融機関様のブランドを冠した共同事業は創業来の悲願とも言える構想の実現です。
今回、群馬銀行様、十六銀行様という、地域に根ざした強固なブランド・顧客基盤を有する地域金融機関様と2行同時に共同事業の発表に至ることができ、大変嬉しく思います。
また弊社は、「あらゆる情報を信用に変え、あたらしい価値を創出する」をミッションに掲げる、与信再創造(=クレジットリデザイン)に向き合う会社です。今後も地域金融機関や事業会社とのアライアンスを積極的に推進し、クラウドファクタリングの非連続な成長とその先にあるデータプラットフォーマーとしての進化を目指してまいります。
■金融機関との提携実績一覧
発表時期 | 金融機関名 | 提携概要 | |
1 | 2019年11月 | 西武信用金庫 | ビジネスマッチング |
2 | 2020年01月 | りそな銀行 | ビジネスマッチング |
3 | 2020年02月 | 新生銀行 | 国内初の銀行との共同事業、合弁会社を設立し 「anewクラウドファクタリング」提供 |
4 | 2020年03月 | 山陰合同銀行 | 共同事業に向けた実証実験 |
5 | 2020年04月 | 東日本銀行 | ビジネスマッチング |
6 | 2020年06月 | 楽天銀行 | サービス連携 |
7 | 2020年07月 | 群馬銀行 | 共同事業(OEM提供) 「群馬銀行クラウドファクタリング Powered by OLTA」 |
8 | 2020年07月 | 十六銀行 | 共同事業(OEM提供) 「じゅうろくクラウドファクタリング Powered by OLTA」提供 |
■協業パートナーの募集
弊社は、今後も新しい資金調達手段である「クラウドファクタリング」を共に推進いただける協業パートナーを募集しております。
スピーディーな連携が可能な「パートナー契約」、自社ブランドを活用した連携が可能である「共同事業(OEM提供)」など、ご要望に合わせて協業をご検討いただけます。
お問い合わせはこちらから:https://www.olta.co.jp/lp/partner/
■OLTA株式会社について
約20万社の法人データに基づくAI(スコアリングモデル)を開発。2017年より日本初のオンライン完結型ファクタリングサービス「クラウドファクタリング」を提供。サービス提供開始後、約2年で申込総額は200億円を突破。
「あらゆる情報を信用に変えあたらしい価値を創出する」というミッションを掲げ、クラウドファクタリングの普及に向けて、全国の金融機関やSaaS企業などと幅広く連携していく予定です。
■OLTA株式会社 会社概要
代表者 :代表取締役社長兼CEO 澤岻 優紀
本社所在地:東京都港区南青山1丁目15-41 QCcube南青山115ビル 3F
設立 :2017年4月
資本金 :25億4,361万円(資本準備金含む)
事業内容 :クラウドファクタリング事業、与信モデルの企画・開発・提供
URL :https://www.olta.co.jp/ (サービスサイト)
https://corp.olta.co.jp/ (コーポレートサイト)
■株式会社群馬銀行 会社概要
代表者:代表取締役頭取 深井 彰彦
所在地:群馬県前橋市元総社町194番地
設立:1932年9月
資本金:486億円
URL:https://www.gunmabank.co.jp/
■株式会社十六銀行 会社概要
代表者:取締役頭取 村瀬 幸雄
所在地:岐阜県岐阜市神田町8丁目26番地
設立:1877年10月
資本金:368億円
URL:https://www.juroku.co.jp/